市場調査といいながら、市場の何をってテーマを決めて調査してしまうと右の図になります。
市場のニーズとウォンツと観察するような目で見ると、左の図になります。
右の図はトップダウン方式。
左の図は市場対応方式です。
とかくトップダウンは、現場に降りて行くまでに意向が薄まっていきます。(右の黒線)
命令という名で意図が変えられるから、
あいだに入った部署、人間によって解釈が統一されていないまま、市場を見てしまいます。
このテーマと決めると、市場からの多くの意見のうちテーマに沿った意見、反応しか見なくなります。
不要と思われる情報を、勝手な基準判断で切り捨てて、トップに届いた時は、100の情報のうち数%の情報しか入らないものです。
せっかくの情報も都合のいい部分しか見なくなります。見えなくなると言ったほうがいいでしょう。(右の緑の細い矢印)
市場には、赤い矢印のように自分の都合が発信されてしまいます。
一方、市場主義を貫いてことに当たると、左の図のようになります。
どんな些細な情報(左の図の一番上の緑の矢印)も市場からを吸い上げて、各部署で検討する。
部署はその情報から市場を見る。ニーズは何かということを明確にする。
運営、経営者は、その情報をもとに各部署に資金的なサポート、人的なサポート、体制的なサポートと判断する。
責任者がサポートするということです。
そして市場のニーズとウォンツを返す。
これがマーケティング戦略の基本です。
作れば売れるではなく、韓国などが液晶テレビ、洗濯機で世界を席巻したのはこの左側の図です。
運営者と現場、市場との距離が短いということ。
いろいろな組織も衰退、減少していくというのは、右の図になっていませんか?
ソーシャルメディアは、左の図です。様々な情報を生かす。活かすです。
右のような図で、ソーシャルメディアを使うと色眼鏡で都合のいい情報を見ているということです。
言葉を入れてみると明確に。